陸上養殖で生まれた「あおさのり」が、食卓を変える!?その技術とは!?
💡 徳島文理大学が開発した、アオサノリの完全陸上人工養殖技術
💡 マルコメ株式会社による、あおさの陸上養殖プロジェクト
💡 ブンセン株式会社の「アラ!」への、陸上養殖あおさノリの採用
それでは、第一章、陸上養殖技術の開発についてご説明いたします。
陸上養殖技術の開発
陸上養殖技術の開発について、詳しくご紹介いたします。
✅ 徳島文理大学教授の山本博文氏が、アオサノリの完全陸上人工養殖を実現した。
✅ これは、海水温上昇などによる海藻収穫減少問題に対する画期的な技術であり、藻類に必要な成長因子を人工的に合成して細胞に添加することで、陸上での安定的な養殖を可能にする。
✅ この技術は、食用海藻の食文化を守り、水産業の安定化に貢献するだけでなく、環境変化に強い藻類の品種改良や、より美味しい藻類の開発にも繋がる可能性を秘めている。
さらに読む ⇒海と日本PROJECT in とくしま出典/画像元: https://tokushima.uminohi.jp/report/%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%B5%E3%83%8E%E3%83%AA%E3%81%AE%E5%AE%8C%E5%85%A8%E9%99%B8%E4%B8%8A%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E9%A4%8A%E6%AE%96oa/この技術は、海藻の安定供給に大きく貢献するだけでなく、新たな品種開発にも繋がる可能性を秘めているため、今後の展開が非常に楽しみです。
2016年、徳島文理大学薬学研究所教授の山本博文さんは、世界で初めてアオサノリの陸上での完全人工養殖に成功しました。
この画期的な技術は、海藻類の成長に必要な「葉状体形成促進因子」を人工的に化学合成し、細胞に添加することで実現しました。
この技術は、環境変化に影響されず、通年安定した養殖を実現し、食文化の保護、水産業の復活、雇用創出、さらにはより美味しく安全な海藻の開発にも繋がる可能性を秘めています。
すごいですね!陸で海藻を育てるなんて、想像もつきませんでした。これからは、安定して美味しいあおさ海苔が食べられるようになるんですね。
マルコメのあおさ陸上養殖プロジェクト
マルコメ株式会社の取り組みについてご紹介します。
✅ マルコメ株式会社は、愛媛県西予市に開設した養殖試験設備で徳島文理大学と協力し、あおさの陸上養殖を開始。2024年9月より製品が出荷予定。
✅ 陸上養殖によって通年収穫が可能となり、従来の海面養殖よりも単位面積あたりの収量が大きく、期間も短いなどのメリットがある。
✅ マルコメは、あおさの陸上養殖を通じて、安定供給だけでなく、藻場の再生やブルーカーボンによるCO2削減にも貢献することを目指している。
さらに読む ⇒グルメプレス|最新グルメ情報をいち早くキャッチ!グルメ・飲食専門プレスリリース情報サイト出典/画像元: https://gourmetpress.net/1222208/安定供給だけでなく、環境問題への意識も高く、素晴らしい取り組みですね。
マルコメは、あおさの収穫量減少に危機感を覚え、2017年に世界初のあおさ陸上養殖プロジェクトを立ち上げました。
プロジェクト責任者に抜擢された松島大二朗さんは、山本博文教授の指導を受けながら、プロジェクトを開始しました。
松島さんは、毎週徳島大学に通い、培養に適した高水温耐性のあるあおさの株を日本各地で探しました。
採取したあおさを1個体ずつ丁寧に調べ、2024年9月には商品となるあおさの出荷に成功しました。
マルコメって、あおさ海苔も作っているんですね!知らなかったです。安定供給は嬉しいですね。
産学連携による陸上養殖あおさの活用
産学連携による陸上養殖あおさの活用についてご説明いたします。
✅ 食品会社ブンセンが主力商品ののりのつくだ煮「アラ!」の一部に、海陽町の海藻ラボが徳島文理大と連携して陸上養殖しているアオサノリを使用し始めた。
✅ 海藻ラボは、徳島文理大と連携し、陸上養殖によるアオサノリの安定供給を目指している。
✅ ブンセンは、今回の取り組みを通じて、持続可能な水産資源の利用と地域経済の活性化に貢献したいと考えている。
さらに読む ⇒徳島新聞デジタル出典/画像元: https://www.topics.or.jp/articles/-/1155326企業と大学が協力し、環境問題の解決にも繋がる技術の活用を進めているのは素晴らしいですね。
徳島文理大学、ブンセン株式会社、海藻ラボ株式会社は、食品ロスや海の環境問題の解決策となる「環境調和型の持続可能な陸上養殖技術」を活用し、ブンセンののりつくだ煮「アラ!」の原料に「陸上養殖あおさのり」を採用することを発表しました。
近年、自然環境変化による海藻の生産量減少の影響を受けていた「アラ!」の主原料「あおさのり」の生産安定化を目指し、徳島文理大学が2017年に成功させた水槽短期間養殖技術を基に、更なる研究開発を進めてきました。
その結果、2023年末には海藻ラボが日本で初めて陸上養殖あおさのりでオーガニック認証を取得し、今回ブンセンの「アラ!」に採用されるに至りました。
あおさ海苔が、あの「アラ!」に使われているんですね!環境にも配慮していて、ますます「アラ!」が美味しく感じます。
有機藻類JAS認証取得と「アラ!」への採用
有機藻類JAS認証取得と「アラ!」への採用についてご説明いたします。
✅ 徳島文理大学は、有機藻類JAS認証を取得したあおさのり陸上養殖技術を開発し、食品ロスやグリーンタイドの解決策へと繋げました。
✅ この技術を用いて栽培された有機あおさ海苔が、ブンセン株式会社の看板商品「アラ!」の原料として採用されました。
✅ 両者は合同記者会見を行い、研究背景、技術開発、商品開発について発表し、試食や質疑応答なども行う予定です。
さらに読む ⇒キュレーションメディア「antenna」出典/画像元: https://antenna.jp/articles/24703617有機JAS認証取得は、安全性の高さを示すものなので、安心安全なあおさ海苔をこれからも美味しくいただけそうですね。
徳島文理大学は、薬学部山本博文教授の研究により国内初の有機藻類JAS認証を取得したあおさのり陸上養殖技術を開発しました。
この技術は、食品ロスやグリーンタイドの解決策として、環境調和型の新たな陸上養殖技術の開発に繋がります。
産学連携として、有機藻類JAS認証技術によって栽培された「有機あおさのり」が、老舗佃煮メーカーのブンセン株式会社の看板商品「アラ!」の原料として採用されました。
有機JAS認証を取得したあおさ海苔、食べてみたいです!ブンセンの「アラ!」も、より美味しくなったんじゃないかな?
今後の展開と記者会見
今後の展開と記者会見についてご説明いたします。
公開日:2024/12/23
✅ 陸上養殖で「あおさのり」を育てる世界初の取り組みが成功しました。
✅ 従来の海面養殖に比べて、場所や環境への制限が少なく、安定的な生産が可能になります。
✅ この技術革新は、食糧問題や環境問題の解決に貢献する可能性を秘めています。
さらに読む ⇒海藻ラボ 海藻ラボ出典/画像元: https://www.kaisoulab.co.jp/post/%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%88%9D%EF%BC%81%E9%99%B8%E4%B8%8A%E9%A4%8A%E6%AE%96%E9%9D%92%E3%81%AE%E3%82%8A%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E6%96%B0%E3%81%9F%E3%81%AA%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7安定生産が可能になるだけでなく、環境問題の解決にも貢献する可能性があり、未来へ向けた取り組みとして非常に期待できます。
ブンセンは、陸上養殖あおさのりを使用することで、異物混入のリスクを低減し、フレッシュな海藻の香りを閉じ込めた「アラ!」のさらなるおいしさ向上を目指しています。
2024年11月14日(木)に徳島文理大学徳島キャンパスにて、合同記者会見が行われます。
会見では、研究開発担当者による発表、試食、質疑応答、フォトセッションなどが予定されています。
記者会見、ぜひ参加してみたいです!どんな「アラ!」が生まれるのか、楽しみです。
今回の記事では、陸上養殖技術の開発から、企業との連携、そして今後の展望まで、あおさノリの未来についてご紹介いたしました。
💡 徳島文理大学が開発した陸上養殖技術は、安定したあおさノリの供給を実現
💡 マルコメ株式会社は、陸上養殖プロジェクトを通じて、藻場の再生にも貢献
💡 ブンセン株式会社の「アラ!」に採用された、有機JAS認証取得の陸上養殖あおさのり