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池田誠さんと株式会社くしまアオイファームのサツマイモ輸出!海外市場で躍進を続ける農業ベンチャーとは?日本のサツマイモ産業を変える革新的な取り組みとは!?

池田誠さんと株式会社くしまアオイファームのサツマイモ輸出!海外市場で躍進を続ける農業ベンチャーとは?日本のサツマイモ産業を変える革新的な取り組みとは!?

📘 この記事で分かる事!

💡 日本のサツマイモ輸出シェア日本一の株式会社くしまアオイファームの設立背景、池田誠さんの想いについてご紹介します。

💡 東南アジアへの輸出事業の開始と成長、サツマイモ基腐病対策プロジェクトへの取り組みについて解説します。

💡 人材育成とオープンな社風、そして今後の展望について詳しく見ていきましょう。

それでは、第一章として、池田誠さんと株式会社くしまアオイファームの誕生についてお話します。

池田誠さんと株式会社くしまアオイファームの誕生

池田誠さんの農業に対する熱い想いが伝わってきますね。

ゼロから始めたサツマイモ輸出で日本一に 後継ぎが断ち切った退路
ゼロから始めたサツマイモ輸出で日本一に 後継ぎが断ち切った退路

✅ 池田さんは、故郷の串間市で祖父の代から続く農業を継ぎ、サツマイモ生産に取り組んでいます。しかし、幼い頃から農業を過酷な仕事と感じており、故郷を離れたいと思っていました。

✅ 父の死をきっかけに家業を継いだ池田さんは、地域でトップクラスの規模にまで拡大させますが、農業の生産性の低さや地元の保守性に悩み、JAへの出荷をやめる決断をします。

✅ JAに頼らず、自らが生産から販売まで行うことで、消費者の反応を直接知り、努力に見合った利益を得られる農業モデルを創り出すことを目指しています。

さらに読む ⇒ツギノジダイ|中小企業の事業承継や経営課題の解決に役立つメディア出典/画像元: https://smbiz.asahi.com/article/14901742

JAへの出荷をやめるという決断は、とても勇気がいったことだと思います。

池田さんのように、伝統を守りながら新しい挑戦を続ける農家が増えることを願っています。

池田誠さんは、祖父の代から続くサツマイモ栽培を継承し、市場出荷を縮小して全国への直接営業を展開していました。

串間市のJAが日本で初めてサツマイモ輸出を始めた際に、池田さんも輸出に参入しましたが、当初は低価格での販売を余儀なくされていました。

そこで、消費者には安く、生産者の手取りを高くできるよう、自社で輸出することを決意し、2013年に株式会社くしまアオイファームを設立しました。

池田さんは、故郷である九州南部の串間市で、サツマイモ農家を営んでいます。

幼少期は、農業の厳しさから「農業は人々を不幸にする仕事」と感じていました。

しかし、志半ばで亡くなった父の最期の言葉に心を動かされ、家業を継ぐことを決意します。

池田さんは、故郷を離れていましたが、父の死をきっかけに家業を継ぎ、農業の規模を拡大していきました。

しかし、30代後半に地元の先輩農家3人が相次いで自殺したことをきっかけに、池田さんは「自分の寿命もあと10年程度かも知れない」と考え、JAへの出荷をやめることを決断します。

JAへの出荷をやめたことで、従来の「売れないのはJAのせいだ」という言い訳ができなくなり、池田さんは生産から販売までを自分の責任でやることを決意しました。

現在は、スーパーへの直接営業で販路を拡大し、努力した農家に利益が適正に還元されるような農業モデルを目指しています。

すごい!JAに頼らずに、自ら生産から販売まで行うなんて、本当にすごいですね!

輸出事業の開始と成長

輸出事業の開始は、池田さんのサツマイモへの情熱と、故郷への愛を感じますね。

welzoが主導する産学連携コンソーシアム「みんなのサツマイモを守るプロジェクト
welzoが主導する産学連携コンソーシアム「みんなのサツマイモを守るプロジェクト

✅ 「みんなのサツマイモを守るプロジェクト-Save The Sweet Potato-」は、サツマイモ基腐病の対策として、農家、焼酎メーカー、大学などの関係者で情報共有、防除法研究、新たな品種開発などを目指しています。

✅ 世界一のさつまいも総合企業を目指す「くしまアオイファーム」がプロジェクトに参画することで、革新的な取り組みや知見が提供され、サツマイモ経済圏の再生に大きく貢献すると期待されています。

✅ くしまアオイファームの参画は、サツマイモ業界の競争ではなく共創を促し、持続可能な農業の発展を目指し、基腐病による被害からの回復に大きく貢献すると期待されています。

さらに読む ⇒PR TIMES|プレスリリース・ニュースリリースNo.1配信サービス出典/画像元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000072201.html

サツマイモ基腐病対策プロジェクトへの参画は、業界全体にとって大きな貢献になると思います。

株式会社くしまアオイファームは、設立当初から東南アジアへの輸出に力を入れており、2019年7月期には年間輸出量1025t、売上高3億1500万円を達成し、日本から輸出されるサツマイモの約36%のシェアを占めています。

池田さんは、串間市の農業に活力を与えたいという強い思いから、輸出に向けた様々な取り組みを行っています。

東南アジアでの需要が高い小ぶりのサツマイモを生産するため、独自の小畦密植栽培法を開発し、輸出用の包装資材の開発にも協力しました。

また、化学肥料の削減や農薬の使用量を抑えることで、安心安全なサツマイモ生産に取り組んでいます。

2017年には、日本トップクラスの自動化された出荷場を新設しました。

荷受けから洗浄、乾燥、調製、梱包、出荷までをワンストップで行えるようになり、スタッフの負担を大幅に軽減することができました。

また、大型低温貯蔵庫やキュアリング貯蔵庫を導入し、光センサーを使った非破壊内部品位計も導入することで、品質管理を強化しました。

地域の農業を変えるという強い意志を持ち、最新の技術を積極的に導入することで、サツマイモ輸出のトップランナーとして成長を続けています。

輸出量も売上高もすごいですね!東南アジアで日本のサツマイモが人気だなんて、嬉しいです!

成長戦略と強み

独自の品種開発や人材育成など、株式会社くしまアオイファームは、サツマイモの生産から販売まで、あらゆる面で進化を続けているんですね。

株式会社くしまアオイファーム
株式会社くしまアオイファーム

✅ 株式会社くしまアオイファームは、国産サツマイモの生産・加工・販売を、自社農場と契約農家を基盤に一貫して行う会社です。主力商品は焼き芋用のサツマイモで、国内市場だけでなく、海外輸出にも力を入れています。

✅ 同社は品質向上と差別化のため、独自の品種開発にも積極的に取り組んでいます。宮崎大学農学部との共同研究で、病気に強く、より美味しいサツマイモの開発を進めています。

✅ 人材育成にも力を入れており、新卒社員には動画マニュアル等を用いた丁寧な研修を実施しています。また、多様なバックグラウンドを持つ社員同士の交流を通じて、社会人としての成長を促しています。

さらに読む ⇒アオ活出典/画像元: https://ao-katsu.jp/company/63

品質向上と差別化のため、独自の品種開発に力を入れているのは素晴らしいですね。

株式会社くしまアオイファームは、宮崎県串間市でサツマイモの生産・加工・販売を一貫して行う農業生産法人です。

2013年の法人化以来、売上高は急成長を遂げ、2018年には9億5000万円(予想)に達しました。

海外輸出では、2018年の上半期に50%ものシェアを見込み、近い将来に過疎地発の農業ベンチャーとして初の株式上場を視野に入れています。

同社の強みは、多品種生産、鮮度を保つ特殊な包材、最新式の貯蔵庫・出荷場、ITツールの積極的な活用など多岐にわたります。

まず、多品種生産により、お客様のニーズに合わせた規格変更やOEMに対応しています。

主な生産品種は、「紅はるか」「宮崎紅」「シルクスイート」「安納芋」「パープルスイートロード」の5種類です。

次に、輸出時の腐敗対策として、包装資材メーカーと共同で開発した特殊な包装フィルム「Pプラス」が挙げられます。

このフィルムは、袋内の二酸化炭素濃度や水分量を調節することで、腐敗や結露を防止し、ロスを大幅に削減します。

さらに、2017年10月に新設された大型貯蔵庫と出荷場は、収穫されたサツマイモをキュアリングし、じっくり熟成させることで、周年出荷を可能にしました。

最後に、従業員75人という規模を効率的に管理するために、様々なITツールを導入しています。

栽培管理には「agri-note」、環境管理には「SmartLogic」、人事管理には「カオナビ」、勤怠管理には「シュキーン」など、複数のアプリやクラウドサービスを活用することで、情報共有や業務効率化を実現しています。

これらの戦略的な取り組みが、同社の急成長を支えていると言えるでしょう。

ITツールを活用して、従業員75人を効率的に管理しているのもすごいですね!

人材育成とオープンな社風

池田会長の熱い想いと、オープンな社風は、まさに人材が集まる要因ですね。

世界一のさつまいも産地を目指してー池田誠
世界一のさつまいも産地を目指してー池田誠

✅ 池田誠さんは、日南農林高校を卒業後、県外で働いていましたが、父親の体調不良を機にUターンし、実家を継ぎました。

✅ 2012年にシンガポールへさつまいもを初出荷し、翌年には法人化。2014年から加工品の開発にも着手し、2015年8月には「電子レンジで簡単ふかしいも」が経済産業省の「日本が誇るふるさと名物500品目」に選ばれるなど、さつまいもを通じた地域活性化に貢献しています。

✅ 現在は、国内外にさつまいもを販売しており、インターネット販売も行っています。

さらに読む ⇒in SEASON(インシーズン) - 宮崎の食と生産者の食旅観光情報出典/画像元: https://www.inseason.jp.net/producer/201510/

規格外のサツマイモを積極的に買い取ることで、地域全体の活性化にも貢献しているんですね。

「くしまアオイファーム」は、池田誠会長率いる宮崎県串間市にある農業ベンチャー企業で、サツマイモの輸出シェア日本一を誇ります。

同社は、国内外へ向けた青果用サツマイモの生産・販売を主な事業とし、近年は「安納芋」などの品種が人気を集め、国内需要も拡大しています。

売上高は2020年7月期で約13億8700万円に達しており、コロナ禍の影響を受けながらも成長を続けています。

同社の成功要因として、池田会長の積極的な人材登用と新しい技術の導入が挙げられます。

同社は、異分野出身の若手を積極的に採用し、従業員数は設立当初の4人から20倍以上に増加しています。

また、東南アジア市場への輸出にも積極的に取り組み、現地ニーズに合わせた小ぶりなサツマイモの生産や販売を行っています。

池田会長は、従来は価値の低いとされてきた規格外のサツマイモを積極的に買い取ることで、九州全域の農家との連携を強化し、輸出量増加につなげています。

さらに、社内に「壁」を設けないオープンな社風も、人材が集まる要因の一つとなっています。

異分野出身の若手を積極的に採用しているのは、とても素晴らしいですね。

今後の展望

くしまアオイファームの若いスタッフの熱意が伝わってきますね。

企業トップ×就活生対談】さつまいもを世界へ発信し農業の新たな道を切り拓く

公開日:2023/09/06

企業トップ×就活生対談】さつまいもを世界へ発信し農業の新たな道を切り拓く

✅ 株式会社くしまアオイファームは、さつまいもの生産、加工、販売を手掛ける農業法人であり、平均35歳の若いスタッフが活躍しています。

✅ 同社は、さつまいもの輸出において日本一のシェアを誇っており、2017年には「輸出に取り組む優良事業者表彰」で農林水産大臣賞を受賞するなど、高い評価を得ています。

✅ くしまアオイファームは、若い世代の農業従事者を積極的に採用し、大学サークルのような活気に満ちた社風で、社員は「面白いことをやろう」という熱意を持って仕事に取り組んでいます。

さらに読む ⇒就職エージェントneo | 新卒就職相談(就活)・内定獲得支援サービス出典/画像元: https://www.s-agent.jp/column/15562

大学サークルのような活気に満ちた社風は、社員のモチベーションを高めるのに役立っていると思います。

「くしまアオイファーム」は、池田会長の挑戦と革新的な取り組みによって、日本のサツマイモ産業を牽引する存在として、国内外で注目されています。

日本のサツマイモ産業の未来が明るいですね!

本日は、池田誠さんと株式会社くしまアオイファームについてご紹介しました。

日本の農業の未来を担う存在として、これからも期待しています。

🚩 結論!

💡 創業者の池田誠さんは、故郷の串間市でサツマイモ農家を営み、JAへの出荷をやめ、自社で生産から販売まで行うビジネスモデルを確立しました。

💡 東南アジアへの輸出事業を積極的に展開し、日本から輸出されるサツマイモの約36%のシェアを占めています。

💡 人材育成にも力を入れており、若い世代の農業従事者を積極的に採用し、オープンな社風で、社員は「面白いことをやろう」という熱意を持って仕事に取り組んでいます。