和食のマナー、知っておきたい基本と配膳ルールとは?配膳、箸使い、NG行為…和食をスマートに楽しむために
奥深い和食の世界へ! 美味しい食事をさらに味わい深くする、知っておきたいマナーの数々。配膳の基本から正しい箸使い、タブーとされている「嫌い箸」まで、詳細解説。一汁三菜の構成や、おしぼり、器の蓋の使い方など、意外と知らない作法をマスターして、周りの人を気持ちよくさせる食事を。和食の知識を深め、ワンランク上の食事体験を!
💡 和食の配膳では、ご飯は左、汁物は右が基本。食べやすさと見た目の美しさのためです。
💡 箸の正しい持ち方を知り、12種類もの「嫌い箸」を避けることで、よりスマートな食事を。
💡 おしぼり、お皿、お椀の蓋の使い方も重要。細かなマナーを守り、和食を堪能しましょう。
それでは、和食のマナーについて詳しく見ていきましょう。
まずは基本の配膳から。
和食の配膳と食べ順
和食の正しい配膳方法は?
左手にご飯、右手に汁物
美味しい食事を始める前に、知っておきたい配膳の基本。
これを知っておけば、ワンランク上の食事を楽しめます。

✅ 和食の配膳では、ご飯は左側に、汁物はご飯の右側に置くのが基本です。これは、室町時代の「本膳料理」で確立された作法で、「左優位」という日本の伝統に基づいています。
✅ ご飯を左側に置く理由は、右利きの人がご飯を食べやすく、見た目も美しいからです。右利きの人は、ご飯を左手に持ち、箸を右手に持つことで、スムーズに食事を進めることができます。
✅ 現代では本膳料理は一般的ではありませんが、ご飯を左側に置く作法は広く浸透しています。左利きの人は、必要であればご飯茶碗と汁椀を入れ替えても問題ありません。
さらに読む ⇒業務用鰹節の販売・製造・通販なら小林食品株式会社出典/画像元: https://www.kobayashi-foods.co.jp/washoku-no-umami/serve-mealsご飯の位置は、古くからの日本の習慣に基づいているんですね。
現代でも守られているマナー、素晴らしいです。
和食のマナーは、食べる前から存在し、配膳の仕方や箸の使い方など、細部にわたってルールがあります。
まず、和食の並べ方は、主食(ごはん)を左手前、汁物(味噌汁やお吸い物など)を右手前に配置するのが基本です。
主菜は右奥、副菜は真ん中と左奥に配置されます。
これは、食べやすさを考慮した合理的な配置です。
食べる順番は、味の薄いものから、汁物→ごはん→主菜→副菜の順で食べるのが一般的です。
一品ずつ食べ終えるのはマナー違反なので注意が必要です。
へえ~、ご飯って左に置くのが基本なんですね!知らなかったです。勉強になります!
箸の正しい使い方とNG行為
食事のマナー、箸の持ち方は?
右手で持ち、上箸のみ動かす
箸の持ち方一つで、相手への印象が変わるもの。
正しい使い方をマスターしましょう。
公開日:2020/09/16

✅ 箸の持ち方は、「えんぴつ持ち」と呼ばれる方法が正しい。箸先から3分の2くらいの場所を持ち、上の箸のみを動かす。
✅ 箸の上げ下げは両手で行い、器を持つ場合も、両手を使ってスマートに持ち上げる。
✅ 箸の使い方は様々なタブーがあり、刺し箸、もぎ箸、迷い箸など、12種類の「嫌い箸」と呼ばれる行為は、相手に不快な印象を与えてしまうため避けるべきである。
さらに読む ⇒みんなで考える、家族のこと、自分のこと介護ポストセブン出典/画像元: https://kaigo-postseven.com/8395312種類もの嫌い箸、覚えておきたいですね。
相手に不快感を与えないよう、気をつけたいと思います。
箸の使い方も重要です。
正しい持ち方は、右手で箸の中央を持ち、左手で添えるようにして持ちます。
箸は、下側の箸を動かさず、上の箸のみを動かすのが基本です。
また、箸の使い方にはタブーとされている「嫌い箸」があります。
ねぶり箸、渡し箸、探り箸、迷い箸、握り箸、刺し箸、箸渡し、指し箸、そら箸、たて箸、涙箸、叩き箸、寄せ箸、かきこみ箸、返し箸、もぎ箸など、さまざまな嫌い箸があります。
これらの行為は、まわりの人を不快にさせるため、避けるべきです。
箸の持ち方って、子供の頃にちゃんと教えてもらった記憶がないので、とても参考になります!
次のページを読む ⇒
和食のマナー、知ってる?🥢 おしぼり、お皿、お椀の蓋… 正しい使い方をマスターして、食事をもっと楽しもう! 配膳の基本も解説!