食生活、見直せる？若い世代の食生活の課題と改善策とは？食生活の現状と課題、食生活指針に基づいた健康的な食事、大学との連携事例

今回の記事では、現代の食生活における課題と、より健康的な食生活を送るためのヒントについてご紹介していきます。

食生活の現状と課題：若い世代を中心に

若い世代を中心に、食生活の課題が浮き彫りになっています。

朝食の欠食や栄養バランスの偏りが問題として挙げられ、具体的な数値目標も設定されています。

食育推進基本計画の目標は多くが未達成―「令和元年度食育白書」を公表

✅ 農林水産省が公表した「令和元年度食育白書」では、若い世代を中心とした食育の推進を特集し、食の循環における取り組み事例を紹介しています。

✅ 第3次食育推進基本計画の目標は多くが未達成であり、特に若い世代の朝食欠食率や主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の摂取率が課題となっています。

✅ 白書では、企業の食育推進事例や食品ロス削減の取り組みなども紹介されており、第3次食育推進基本計画の進捗状況と課題が示されています。

さらに読む ⇒保健指導リソースガイド出典/画像元: https://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2020/009243.php

若い世代の食生活に関する課題が、詳細なデータと共に示されていますね。

特に朝食欠食率の高さは深刻で、改善に向けた取り組みの重要性を感じました。

現代の若者の食生活は、朝食欠食や栄養バランスの偏りといった課題に直面しています。

第3次食育推進基本計画では、20代を対象とした数値目標が掲げられ、朝食欠食率は令和元年度に25.8%と高い水準にあり、令和2年度までに15%以下を目指しています。

特に男性の欠食率が高く、約5人に1人が「ほとんど食べない」状況です。

この背景には、朝起きられない、時間がない、食欲がないといった要因が挙げられます。

栄養バランスの取れた食事摂取状況も目標に達しておらず、令和元年度の達成率は37.3%と、男女ともに他の世代より低い傾向にあります。

野菜不足、早食い、偏食、食事時間の乱れ、間食や夜食の取りすぎ、サプリメントや栄養剤の過剰摂取といった問題も確認されています。

朝食抜きはよくないって分かってはいるんですけど、ついつい時間がなくて…。でも、この記事みたいに具体的なデータを見ると、ちょっと考えさせられますね。

食生活指針と健康的な食事への第一歩

食生活指針は、健康的な食生活を送るための羅針盤です。

10項目の指針に基づいて、日々の食事を見直すことが健康への第一歩となります。

2016（平成28）年の食生活指針の改定で4つの項目が変化！ なぜ・どこが変わった？

公開日:2022/06/02

✅ 食生活指針は、日本人の食生活と健康を守るためのもので、2000年に策定され、2016年に一部改定されました。

✅ 改定では、肥満予防と低栄養予防などの健康課題が重視され、「適正体重の維持」や「脂肪の質と量を考える」など、具体的な内容が追加されました。

✅ 栄養士・管理栄養士は、この指針の改定内容を把握することで、食生活改善や業務改善に役立てることができます。

さらに読む ⇒【完全無料】栄養士の転職支援「栄養士のお仕事」出典/画像元: https://eiyoushi-shigoto.com/magazine/archives/2130/

食生活指針は、健康的な食生活を送るための具体的な指針ですね。

毎日の食事で意識できる項目も多く、すぐに実践できそうで良いですね。

健康的な食生活を送るためには、農林水産省の「食生活指針」を参考にすることが重要です。

この指針は、食事を楽しむこと、規則正しい食事リズム、適正体重の維持、主食・主菜・副菜のバランス、穀物の摂取、野菜・果物、乳製品、豆類、魚などの組み合わせ、食塩と脂肪の摂取制限、日本の食文化の継承、食料の無駄をなくすこと、食に関する感謝の気持ちを持つことなど、10項目から構成されています。

特に、朝食をしっかり摂り、野菜を1日350g摂取することを目指しましょう。

食生活指針を実践することで、健康寿命を延ばし、より豊かな生活を送ることが目指せます。

食生活指針、詳しく知りたいです！家族の健康のためにも、バランスの取れた食事を心がけたいので、とても参考になります。