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羊羹の歴史、多様な進化と文化?羊羹:起源から現代までの甘く奥深い物語

中国発祥、禅僧が育んだ羊羹は、時代を超えて愛される和菓子の代表格。羊肉の代わりに小豆で精進料理として誕生し、砂糖との出会いで高級菓子へ。蒸し、練り、ご当地羊羹と進化を遂げ、夏目漱石が絶賛するほどの芸術品に。贈答品、非常食としても活躍し、現代も多様な姿で私たちの舌を楽しませています。

江戸時代から近代へ:羊羹文化の成熟

羊羹の歴史を変えた製法は?

寒天と餡を練り上げた煉羊羹

江戸時代には、羊羹の製法がさらに進化し、現在私たちが親しんでいる煉羊羹が誕生しました。

ここでは、羊羹文化がどのように成熟していったのかを見ていきましょう。

みんなが知ってる煉羊羹の知られざるはじめて物語
みんなが知ってる煉羊羹の知られざるはじめて物語

✅ 羊羹の名門である総本家駿河屋は、煉羊羹を開発したことで知られ、五代にわたる試行錯誤を経て江戸時代に現在の形を完成させた。

✅ 煉羊羹は、餡に小麦粉や葛粉を混ぜて蒸す蒸し羊羹を基盤とし、日持ちを良くするために水分調整と寒天の使用という工夫が凝らされた。

✅ 総本家駿河屋は京都伏見で創業し、徳川頼宜公に認められたことで紀州へ移り、屋号を「駿河屋」と改めた。現在も和歌山を拠点に、京都にも店舗を展開している。

さらに読む ⇒LEON レオン オフィシャルWebサイト出典/画像元: https://www.leon.jp/gourmet/7914

煉羊羹の開発は、羊羹文化の大きな転換点ですね。

日持ちを良くするための工夫や、総本家駿河屋の功績など、興味深いエピソードです。

江戸時代には、初期の羊羹は豆と砂糖をこねて作られたものでしたが、製法の簡略化が進み棹状の蒸羊羹が主流となりました

特に練り羊羹は贈答品として重宝され、栗やごまなどを使ったバリエーションも登場しました。

18世紀後半には、寒天と餡をよく練り上げた煉羊羹が登場し、なめらかな食感と日持ちの良さで人気を博し、全国に広まりました。

明治・大正時代には、鉄道の発達や博覧会を通じて、各地の名産品を使ったご当地羊羹が生まれました。

煉羊羹が誕生するまでの道のり、そしてそれが贈答品として重宝されるようになった背景を知ると、羊羹への愛着がさらに増しますね。色々な種類の羊羹を試してみたくなりました。

多様化する羊羹:戦中から現代へ

戦前から愛される羊羹、その魅力って何?

贈答品、個包装、美術品としての多様性!

羊羹は、時代を超えて人々に愛され続けています。

ここでは、羊羹がどのように多様化し、現代の私たちに親しまれるようになったのかを見ていきましょう。

平安堂梅坪
平安堂梅坪

✅ 夏目漱石は小説『草枕』の中で、羊羹を美術品と評し、その見た目の美しさや舌触りを絶賛している。

✅ 漱石は羊羹を他の西洋菓子と比較し、羊羹の持つ独特の魅力を強調している。

✅ 夏目漱石をはじめ、森鴎外や川端康成など、明治の文豪には甘党が多く、彼らの作品から甘味に関する記述を探すのも面白い。

さらに読む ⇒平安堂梅坪出典/画像元: https://www.umetsubo.com/archives/3204

夏目漱石が羊羹を美術品と評したエピソードは印象的ですね。

戦中、戦後の変化、個包装の登場など、多様なニーズに対応してきた羊羹の姿も興味深いです。

昭和(戦中)には、物資不足の中、慰問品として羊羹が重宝され、玉羊羹などの工夫も凝らされました。

戦後には統制が解かれ、個食タイプの羊羹も登場し、贈答品としても親しまれるようになりました。

現代では、核家族化により、個包装の羊羹も増え、多様なニーズに対応しています。

近年では、材料や製法の多様化が進み、明確な定義は難しいものの、一般的に小豆と砂糖を固めて作られたものが羊羹とされています。

夏目漱石が作品の中で「一個の美術品」と称賛したように、羊羹は和菓子の中でも代表的な存在として発展しました

夏目漱石が羊羹を「一個の美術品」と表現したって、ロマンチック! いろんなタイプの羊羹があるから、自分のお気に入りを見つけたいな。

羊羹と日本の食文化:砂糖の役割

羊羹の発展に欠かせない、ある重要なものは何?

砂糖です。

羊羹の発展には、砂糖の存在が不可欠でした。

ここでは、羊羹と砂糖の密接な関係に焦点を当て、その歴史的背景を紐解いていきましょう。

砂糖の歴史 日本編②砂糖と菓子の出会い(室町時代)
砂糖の歴史 日本編②砂糖と菓子の出会い(室町時代)

✅ 室町時代に入り、砂糖は食品として使われ始め、禅宗の点心文化の影響で「砂糖饅頭」や「砂糖羊羹」が登場した。

✅ 鉄砲伝来による南蛮貿易の開始により、カステラやコンペイトウなど砂糖を使った菓子が日本に伝来し、大名への贈答品として用いられた。

✅ これらの出来事が、砂糖の流通を広げ、現在の和菓子に通じる菓子が登場する土壌を築いた。

さらに読む ⇒株式会社パールエース出典/画像元: https://www.pearlace.co.jp/know-and-fun/tips/post-49.html

砂糖の伝来が羊羹の発展に大きく貢献したというのは、興味深い視点ですね。

南蛮貿易の影響や、贈答品としての使われ方など、砂糖がもたらした影響は計り知れません。

羊羹の発展には、砂糖の存在が不可欠でした。

室町時代、砂糖は薬品から食品へと用途を広げ、日本の食文化に大きな影響を与えました

禅宗の点心文化が、砂糖を使った菓子の誕生を促し、砂糖を使った羊羹は高級菓子として広まりました。

南蛮貿易によりカステラ、コンペイトウ、ボウロなどの砂糖を使った菓子が日本にもたらされ、羊羹と共に大名間の贈答品として用いられ、砂糖の流通を促進しました。

現在では、練り羊羹をはじめ、様々な種類の羊羹が作られており、非常食としても活用されています。

砂糖が、羊羹を高級菓子にしたんですね。昔の人は、どんなお菓子でどんな風に楽しんでいたんだろうって、想像するのも楽しいです。

羊羹の歴史は、まさに日本の食文化の縮図ですね。

時代と共に変化し、人々に愛され続ける羊羹の奥深さを感じました。

🚩 結論!

💡 羊羹は中国発祥、日本で独自の進化を遂げた。

💡 江戸時代に煉羊羹が誕生し、現代の定番和菓子となった。

💡 砂糖の伝来、多様なニーズに対応し、現在も愛され続けている。