能登の恵み「のとてまり」の魅力とは?震災を乗り越えて高まるブランド価値!最高17万円!能登産原木しいたけ「のとてまり」の初競り
奥能登の冬の味覚「のとてまり」!肉厚で風味豊かな原木しいたけは、料亭も認める逸品。震災を乗り越え、高校生が育てた「のとてまり」が高値で取引されるなど、石川県のブランド農産物は活気を取り戻しつつある。生産者と業者の熱意が未来を照らす。
💡 奥能登地方で栽培される高級原木椎茸「のとてまり」は、風味と肉厚さが特徴です。
💡 原木しいたけ栽培の工程と、生産者が抱える課題について解説します。
💡 震災を乗り越え、高校生が栽培した「のとてまり」の教育的意義を探ります。
本日は、奥能登地方の特産品である「のとてまり」に焦点を当て、その魅力と現状について詳しく見ていきましょう。
能登の恵み「のとてまり」の紹介と原木しいたけ栽培の現状
冬限定!料亭も認める「のとてまり」とは?
奥能登産の肉厚原木シイタケ、プレミアム品も!
それではまず、能登の恵みである「のとてまり」がどのように栽培されているのか、その現状から見ていきましょう。

✅ 石川県奥能登で栽培されるブランド椎茸「のと115」と、その中でも特に大きい「のとてまり」は、全国のジャンボ椎茸の中でも質が高いことで知られています。
✅ 「のとてまり」は、コナラの原木に椎茸菌を植え、温度や湿度を管理したハウスで丁寧に栽培され、特に1年目の原木から発生するものが大型化しやすいです。
✅ 奥能登の風土と生産者の手間暇かけた栽培が品質を支え、「のと115」は生椎茸として、希少価値の高い「のとてまり」は高級店などで提供されています。
さらに読む ⇒・・和食の扉和食専門ウェブ・マガジン出典/画像元: https://watobi.jp/origin/2910.html「のとてまり」は、奥能登の豊かな自然と生産者の丁寧な手仕事によって育まれていることがよく分かります。
その品質の高さが、高級料亭などで使用される理由ですね。
奥能登地方の特産品である「のとてまり」は、奥能登の気候風土で育つ原木生シイタケです。
品種は肉厚で大型の「菌興115」を使用し、厳しい規格をクリアしたものが「のとてまり」として認定されます。
直径10センチを超える最上級品は「のとてまりプレミアム」と呼ばれ、冬の期間限定で販売されています。
風味が良く肉厚で、料亭などからも高い評価を受けており、生産者団体「奥能登原木しいたけ活性化協議会」がブランド化を推進しています。
山方氏へのインタビューから、原木しいたけ栽培の現状が明らかになり、4年目にして年間500~600本の原木を使用し、2300本のほだ木を管理していることがわかりました。
主力品種の「のとてまり・のと115」は、12月から3月中旬が旬で、気温8℃以下で発生する特性を持っています。
へえ~!手間暇かけて作られてるんですね!味が楽しみになってきました!
原木しいたけ栽培の工程と課題
奥能登の原木しいたけ栽培、冬のハウス栽培の具体的な流れは?
伐採→玉切り→植菌→仮伏せ→本伏せ→ハウス移動→収穫
原木しいたけの栽培には、1年もの長い期間と、様々な工程が必要なのですね。
収穫時期も限られているとのことなので、希少価値が高いのも納得です。

✅ 石川県奥能登で栽培されるブランド椎茸「のと115」は、極寒の気候と温泉水を利用し、肉厚で食べ応えがあり、風味・歯切れの良い食感が特徴です。
✅ 栽培には1年をかけ、原木を風乾させたり袋掛けを行うなど、手間暇かけて丁寧に育てられています。
✅ 収穫時期は12月下旬から3月下旬で、期間限定でのお届けとなり、お届け日時の指定はできません。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://dwmall.westjr.co.jp/shop/g/gJR00948/原木しいたけの栽培は、気候変動や重労働など、多くの課題を抱えながらも、奥能登の特産品として受け継がれているのですね。
生産者の皆様には、頭が下がります。
原木しいたけ栽培は、原木の伐採や運搬といった重労働や、暖冬などの気候変動への対応といった課題を抱えています。
しかし、雪国である奥能登では、ハウス栽培が積極的に行われ、冬の仕事として定着しています。
栽培方法は、10月に紅葉した葉のついた木を伐採し、11月から1月にかけて葉枯らしと玉切りを行います。
2月から4月には植菌し、5月から6月にかけて仮伏せ、7月から10月にかけて本伏せを行います。
11月にはハウスにほだ木を移動させ、12月から5月にかけて袋掛け、収穫、乾燥の作業を行います。
生しいたけは主に3月まで、干ししいたけは4月から出荷されます。
形が不揃いなものは干ししいたけとして活用するなど、工夫も凝らされています。
原木を伐採したり、袋掛けしたり、本当に大変そうですね。でも、手間暇かけて作られた椎茸は、きっと格別な味がするんでしょうね!
次のページを読む ⇒
能登の恵み、震災を乗り越え最高値!「のとてまり」初競り、地元業者と生徒の熱意が実を結ぶ。石川県のブランド農産物が活気を取り戻す。