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『亡命ロシア料理』を紐解くグルジア料理への誘いとは?『亡命ロシア料理』が伝える食の記憶と、グルジア料理の魅力

ソ連時代から愛されるグルジア料理を通して、祖国へのノスタルジーと文化批評を描いたエッセイ『亡命ロシア料理』。亡命ユダヤ系ロシア人作家が、料理を文化・言語と捉え、食道楽的に世界を考察する。ハルチョーなどグルジア料理の魅力を紐解き、レシピ紹介や読書会を通して食の楽しみを提案。手間暇かけた料理と、故郷への思いが、読者の胃袋と心に響く。食を通して文化を味わう、新たな読書体験を。

『亡命ロシア料理』を紐解くグルジア料理への誘いとは?『亡命ロシア料理』が伝える食の記憶と、グルジア料理の魅力

📘 この記事で分かる事!

💡 『亡命ロシア料理』という書籍を通して、グルジア料理の魅力に迫ります。

💡 ハルチョーなどの代表的なグルジア料理のレシピや特徴を解説します。

💡 食を通して文化や歴史を読み解く、新しい食文化の楽しみ方を提案します。

さあ、グルジア料理の奥深い世界へ足を踏み入れてみましょう。

グルジア料理と『亡命ロシア料理』との出会い

亡命ロシア料理は何を表現?食と文化の深い関係とは?

祖国へのノスタルジアと文化批評。

本日は、ソ連時代からロシア人に愛され続けるグルジア料理の魅力に迫ります。

独特のスパイス使いと多様な食材で、ロシア料理に大きな影響を与えています。

亡命ロシア料理』作家ゲニスとワイリ式、ジョージアの有名なスープ――ハルチョーの作り方
亡命ロシア料理』作家ゲニスとワイリ式、ジョージアの有名なスープ――ハルチョーの作り方

✅ この記事は、ロシアで愛されたグルジア料理に焦点を当て、その魅力と特徴を解説しています。

✅ 著者は、グルジア料理が単に辛いだけでなく、多様なスパイスとハーブを駆使した風味豊かなものであると強調し、ハルチョー(スープ)のレシピを紹介しています。

✅ ハルチョーのレシピでは、牛肉、米、香辛料(玉ねぎ、パセリ、バジル、シナモンなど)、酸味(ザクロジュースまたはトマトピューレ)を使用し、本格的な味わいを出すためのポイントを示しています。

さらに読む ⇒ロシア・ビヨンド出典/画像元: https://jp.rbth.com/cuisine/81327-boumei-roshia-ryouri-harucho-no-tsukurikata

ハルチョーのレシピ紹介は、家庭でも本格的なグルジア料理が作れるヒントになりますね。

スパイスの配合や、ザクロジュースの使い方が美味しさの鍵のようです。

ソ連時代からロシア人に愛され、現代のロシア料理に大きな影響を与えているグルジア料理。

その魅力を語る書籍『亡命ロシア料理』は、亡命したユダヤ系ロシア人作家ピョートル・ワイリとアレクサンドル・ゲニスによって著されました。

彼らは、食を通して祖国へのノスタルジアや文化批評を表現し、日本でも静かなブームを呼んでいます

本書は、料理を単なるレシピではなく、文化や言語と捉え、ロシア料理を通して祖国への思いを表現したエッセイ集であり、食道楽的な視点から世界を考察するという内容です。

特に、ハルチョーのようなグルジア料理は、独特の風味と豊かさで人気を博し、カフカス料理特有の多様なスパイス使いがその味わいを際立たせています。

ハルチョー、すごく興味あります!辛いだけじゃないってのが良いですね。玉ねぎ、パセリ、バジル、シナモン…色んな食材が使われてて、絶対美味しいやつだ!

『亡命ロシア料理』を読むということ

食と本で文化を語る?新しい読書スタイルって何?

食と読書会で文化や歴史を語り合う!

今回は、食を通して文化や歴史を紐解く読書会についてご紹介します。

書籍『亡命ロシア料理』を通して、食文化の奥深さを探求します。

About これまでの課題本

公開日:2019/11/23

About これまでの課題本

✅ 東京大人の読書会は、良質な文芸書について語り合う大人のための読書会で、食事やお酒を楽しみながら交流することを目的としています。

✅ 毎回課題本が設定され、参加者は事前に読了していることが条件で、本への思いを自由に語り合う場です。

✅ 過去の読書会では様々な文芸書が課題本として取り上げられ、番外編として朗読会やイベントも開催されています。

さらに読む ⇒*東京大人の読書会* BCBG BOOK PARTY出典/画像元: https://bcbgbp.wordpress.com/about/

食を通して祖国を想うエッセイは、非常に興味深いですね。

読書会やイベントを通して、食文化を深掘りする試みも面白いです。

本書は、第1回日本翻訳大賞で注目を集め、出版社の紹介文に惹かれて著者は本書を知りました。

学術的なテーマを扱いながらも、ユーモラスな文体が特徴で、比喩表現の巧みさや、故郷との繋がりは「胃」にあるという表現は、読者の共感を呼んでいます。

本書はレシピ紹介も行っており、都内のロシア料理店「海燕」での料理と読書会を皮切りに、京都や大阪など各地で同様のイベントが開催されました。

東京では「東京大人の読書会」が主催し、少人数での親密な議論が交わされています。

この読書会の背景には、2007年の映画『ジェイン・オースティンの読書会』をきっかけとした、日本におけるブック・クラブの増加があります。

本書は、食を通して文化や歴史を語り合う、新しい読書スタイルの可能性を示唆しています

読書会、私も参加してみたいです!美味しい料理をいただきながら、本について語り合うなんて素敵ですね。私も色んな料理に挑戦したいです。

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手間暇かけたロシア料理エッセイ。郷愁と文化、食道楽的視点満載!ボルシチを通して、歴史とアイデンティティを再発見。料理は、文化、言語そのもの。